駐車場有(お店blogに案内図有)

・住所 茅ヶ崎市柳島海岸1-10
・電話 0467-85-3011
・時間 12:00-14:30 / 17:30-21:30
・定休 月曜・火曜


ミシュランで星を獲得した蕎楽亭で修行した亭主が営むお店。その蕎楽亭のHPには「当店で修行していた従業員が茅ヶ崎にお店をOPENしました、よろしくお願いいたします」と書かれてある。これだけで、いやが上にも期待は高まる。お店の予約は土日祝のお昼に限り3組までとなっておりますが、それ以外であれば制限は無いとの事。

出し巻き玉子(600円)

着席すると提供されるお茶に口をつけながらメニューに目を通し、まずはお酒と簡単な酒肴を所望するのが蕎麦屋の楽しみ方でしょうか。蕎麦屋での酒肴と言えば出し巻き玉子が定番、こちらのお店では伊勢原の寿雀卵を使用しているそう。数あるお酒の中から、無濾過の純米大吟醸「梵 GOLD」をチョイス。美味い蕎麦を食べさせてくれるお店は、お酒も良いものを置いています。
せいろそばとハーフサイズのカレーうどんの組み合わせが人気との事で、そちらをお願いする。手打ち蕎麦屋と言うと蕎麦だけというイメージが強いが、実は明治、昭和から時代を超えてきた老舗蕎麦屋には必ずうどんがメニューに載っていたそう。松翁には蕎麦とうどんとがセットになった「あいもり」があって、蕎麦通もこれを好んできたそう。その松翁で修業した亭主が営むのが、猪口屋の亭主が修行された蕎楽亭、なるほど。

ざる蕎麦(780円)
例年では11月中頃からの新蕎麦、今年は早かったらしくすでに先週から提供が始まっています。今は島根と鳥取の新蕎麦との事。粗挽きで外一(蕎麦10に小麦1の割合)で打つせいろ、豊かな蕎麦の香りが素晴らしく、喉越しもよい。つゆも甘みと辛みのバランスがとれていて、つゆの旨みが蕎麦をさらに楽しくさせてくれます。

ハーフサイズのカレーうどん(500円)
カレーうどんは、鰹のだし汁や醤油の返しをベースにしてカレー粉を足していく一般的な蕎麦屋で提供されるものとは違い、カレー専門店のように何種ものカレー粉をブレンドして香辛料を入れていくのだそう。カレーには果物も使われていて、通年でバナナは使用しているそうですが、今回は柿にリンゴ、あんずのジャムも。これら果物による甘みと酸味を生かし、スパイスの辛さをきかせ仕上げられています。カレーの上には煮詰めた豆乳がかかっていますが、これにより食べ進むうちに辛味が強くなるのを中和して程よい清涼感を味わえます。